モロッコ料理では、クミン、パプリカ、サフランがよく用いられます。
イタリアンパセリやパクチーなどのハーブもよく使われます。料理に干しぶどう、デーツ、アーモンド、レモンの塩漬け、オリーブをよく用いるのも特徴的で、東地中海地方(マシュリク)のアラブ料理とは異なり、ヨーグルトの消費は少なく主食は主にパン、クスクスやお米です。
モロッコ料理では牛肉と羊肉が最もよく用いられ、マグリブで育てられている羊の種類は、脂肪のほとんどを尻尾の近くに蓄えます。そのため、羊肉特有の臭みはあまり強くまく、鶏肉や鳩の肉もよく食べられます。