モロッコのお茶
モロッコでは食事時に緑茶を飲む習慣があり、モロッコに限らず広く北アフリカ、サヘル地域(サハラ砂漠南部)やスペイン南部でもモロッコ式の喫茶が嗜まれています。日本の茶道のように芸術の一様式と捉えられており、モロッコ文化を語る上で欠かせない存在です。またモロッコは世界有数の茶の輸入国でもあり、ことにモロッコ、チュニジア、アルジェリアでは消費量が多く、一人当たりの年間消費量はそれぞれ1.4, 1.5, 0.7キロにも及びます。代表的なお茶はモロッコミントティーと呼ばれる緑茶にミントを加えたものである。
今日では北アフリカ一円に広まっており、食事時に限らず様々な機会に嗜まれています。一般に料理は女性の担当であるのに対し、お茶をいれるのは家長が給仕するものとされています。